これがために境を定め、 関および戸を設けて、
主は言われる、あなたがたはわたしを恐れないのか、 わたしの前におののかないのか。 わたしは砂を置いて海の境とし、 これを永遠の限界として、 越えることができないようにした。 波はさかまいても、勝つことはできない、 鳴りわたっても、これを越えることはできない。
あなたは水に境を定めて、これを越えさせず、 再び地をおおうことのないようにされた。
水のおもてに円を描いて、 光とやみとの境とされた。
主は海の水を水がめの中に集めるように集め、 深い淵を倉におさめられた。
こうして、わたしは、わたしとあなたがた、及びすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた契約を思いおこすゆえ、水はふたたび、すべて肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。
あの時、わたしは雲をもって衣とし、 黒雲をもってむつきとし、
言った、『ここまで来てもよい、越えてはならぬ、 おまえの高波はここにとどまるのだ』と。
海にその限界をたて、 水にその岸を越えないようにし、 また地の基を定められたとき、
だれがその顔の戸を開くことができるか。 そのまわりの歯は恐ろしい。